不動産オーナーのメリット・デメリットとは?運用する際の注意点も解説します!
2023.12.25
世界的なインフレが続く中、「不動産投資を始めて、不動産オーナーとして成功したい!」という方が多いと思います。
しかし、不動産オーナーになったからといって必ず儲かるわけではありません。
このコラムでは、不動産オーナーのメリット・デメリットや気をつけるべきポイントをお伝えしますので、不動産投資で成功したい!という方は是非最後までお読みください。
不動産オーナーのメリット5選
不動産オーナーには、魅力的なメリットがあります。
ここでは5つを紹介しますので詳しく見ていきましょう。
副収入が得られる
不動産を所有し、賃貸として貸し出すことで家賃収入が得られます。
いわゆる不労所得と呼ばれるもので、安定した収入が毎月振り込まれます。
本業をしながら収入を得ることができるので、副収入としてもう一つの柱が生まれるのです。
また、この家賃収入先を増やすことで、本業として成立させることもでき、大きな労力をかけずにたくさんの収入を得ることが可能になります。
これが1つ目のメリットです。
初期費用を抑えて始められる
投資用不動産を取得する際に、金融機関から借り入れをすることが可能です。
つまり、融資の際に必要な自己資金分(一般的に30%程度)があれば、不動産を手に入れることができ、そこからの収益を得ることができるのです。
これは他の投資商品とは違うメリットだと言えるでしょう。
長期的、且つ安定的に収入が得られる
この点も不動産投資特有のメリットです。
不動産はFXや債権などに比べて値動きが緩やかなので、いきなり資産価値がゼロになるようなことはありません。
つまり、長期的で安定的に収入を得ることが可能なのです。
生命保険代わりになる
金融機関からの融資を受ける際に「団体信用生命保険」に加入すれば、生命保険代わりの効果が得られます。
団体信用生命保険とは、死亡時に借り入れが免除されるというもの。
もし所有者が亡くなった場合、相続人に不動産プラス家賃収入という資産が残されます。
副収入という果実だけでなく、生命保険代わりの資産を手に入れられるのも不動産オーナーのメリットです。
相続税の節税効果がある
不動産投資には、相続時の節税にも効果があります。
相続税額が決まる要素として相続税評価額というものがありますが、土地の相続時評価は「路線価」または「評価倍率表」に基づき計算されます。
また、アパートやマンション等は「貸家建付地」として評価されるので、自用地と比較して評価が下がるので、都市圏については現預金と比較して、評価を下げる事が出来ます。
このことを利用して、多額の相続税がかかると見込まれた場合に投資用不動産を取得する方法があります。
株式投資などにはない、不動産オーナー特有のメリットです。
デメリット3選
メリットが多く魅力的な不動産オーナーですが、デメリットも存在します。
ここでは大きく3つのデメリットを紹介します。
リスクの管理
不動産オーナーは家賃収入による利益を得られると説明しました。
ですので、空室になった時点で家賃収入が入らず、金融機関への返済があるので収支はマイナスになってしまいます。
これが「空室リスク」です。
また、設備の故障や老朽化などで不動産を修繕する必要も出てきます。
老朽化による外装修繕工事や、エアコン給湯器などの設備の交換費用、入居者入替時には室内のリフォームには実費が必要になります。
これを「修繕リスク」と呼びます。
さらに、不動産の価値が築年数以上に下落することも想定できます。
「資産価値下落リスク」といって、世間の情勢や、近隣状況の変化によって不動産の価値が下がることがあるのです。
近くにギャンブル施設ができたり、ゴミ処理場や工場ができると資産価値が下がるリスクの要因になります。
このように、安定的に利益を上げる中にもリスクがありますので、不動産会社とタッグを組んでリスクを最小限に抑える対策を講じることが重要です。
維持、管理に手間がかかる
不動産投資は不労所得ですので、放っておいても利益が発生します。
しかし、自身で管理・運営する場合は、非常に手間がかかります。
例えば、家賃管理や滞納に対する督促、空室になった際の原状復帰のリフォームなどを管理しなければいけません。
また、賃貸マンション場合は共用部分の清掃も必要ですし、貯水タンクのメンテナンスや外壁工事も行わなければいけません。
業者の選定作業や相見積もりなど、管理会社を挟まなければ大変なことが多いのが不動産オーナーのデメリットの1つといえます。
管理料がかかりますが、不動産会社に管理を任せるのが最善だと言えます。
売却、購入に時間がかかる
不動産は大きなお金が動く分、売却と購入に時間がかかります。
売却の際は急ぎで現金化したい場合でも、買い手を探さなければいけません。
また、金融機関から借り入れをしている場合、ローンを抹消する最低金額が設定されています。
もし高い金額で購入してしまい、相場とかけ離れた価格で売り出しをした場合は、時間ばかりが経過し、買手が全然現れないという状況に陥りがちです。
売却の際は不動産会社に相談をして、最適な売却価格と広告を打ち出してもらうようにしましょう。
成約した際の仲介手数料が必要になりますが、圧倒的に手間が省けますし、先方とトラブルを防ぐことにも繋がります。
まとめ
今回は、不動産オーナーのメリットとデメリットについて解説をしました。
成功すれば少しの労力で大きな利益を得られる分、デメリットも多いのが特徴です。
不動産投資は、しっかり準備をして無理のない計画で進めることが重要です。
メリット・デメリットを理解した上で不動産投資を始めるようにしましょう。
私たちロイヤルエンタープライズは、そういった不動産オーナーさまのお悩みや不安を解消、解決ができるよう努めており、面倒な不動産手続きや市場調査などを含め、オーナーさまに向けたコンサルティングや運用サポートを行っております。
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